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糖尿病と紅茶について
糖尿病患者の飲み物として、紅茶はいかがだろうか。
ある研究によれば、紅茶の消費量が1の国よりも、その国に対して消費量が2倍の国の方が糖尿病の発症率が少ないらしい。
とはいえ、これが紅茶が糖尿病に効くという根拠になるとはいいがたいだろう。
なにしろ、実験と言うのは、ある一つの条件を除いてすべて同じである二つの対象を比較することである。
この件では、それがなりたっていない。紅茶の消費量が違うだけでなく、この2国間には地理的、経済的、慣習的、文化的...など、さまざまな違いがあるはずだ。それを全て紅茶の消費量の違いに押し付けて考えるのは、なんて言ってよいだろうか・・・。どこかのだれかの陰謀としか思えない。
ちなみにこの情報は、「糖尿病 紅茶」とgoogle検索して上位に表示された有名サイトに書いてあるものである。メディアは恐ろしい。
ポリフェノールがどう働くか
話をもどそう。紅茶は糖尿病の飲み物としてよいのか、わるいか、はたまたどちらでもないだろうか。
私のなかの答えとしては、おそらく、紅茶はある程度健康に貢献することが予想できるが、糖尿病へのはっきりとした効果は期待できないだろうということになる。
紅茶の健康の要素といえば、植物全般に含まれるポリフェノールだろう。
抗酸化効果を持つポリフェノール。抗酸化効果とは、細胞が代謝するときに発生する活性酸素を除去し、酸化ストレスによる肉体のダメージを防ぐ効果である。
これは、様々な病気の予防になるとされている。例えば糖尿病の恐ろしい合併症である動脈硬化などは、特に活性酸素によるダメージを受けやすい血管の病である。他にもがん予防など、上げればきりがないほど、細かいところに効いていく、とされている。
ただ注意しなければならないのは、それが直接糖尿病に効果があるというわけではないということだ。
カテキンが血糖値を下げる
一方で、紅茶や緑茶などに含まれるカテキンが、血糖値を下げるという情報もある。
花王などの日用品メーカーが行った実験が書いてある。信憑性は定かではないが、本当に血糖値を下げる効果があるのであれば、飲んでみる価値があるといえる。
ただ、当サイトとしては、私の父が飲んでみて、糖尿病をよくなったお茶をおすすめしたい。