糖尿病早期発見のために

糖尿病早期発見のために

恐らく当サイトに訪れる方はすでにご自身が糖尿病だとわかっているため、いまさら早期発見の話をされてもしょうがない、と思うかもしれない。しかし、念のため触れておく。

糖尿病患者とその予備軍は1370万人いる

糖尿病は、会社の定期健康診断などを受けた時に偶然発見されたり、他の病気でかかった医師に指摘されたり、あるいは合併症がひどくなってから発見されると言うパターンが少なくない。というのも、糖尿病の初期にはこれといった特色のある自覚症状がなく、検査を受けることでしか発見できないからである。 実際、のどが多少乾いたり、だるいからといってすぐ糖尿病を疑ってみる人や、病院にいくひとはあまりいないようだ。つまり、自覚症状があるときには、すでに糖尿病がかなり進行していて、ときいはすでに合併症を起こしている危険性が高くなる。 しかし、いちばん問題なのは、検診などで「再検査の必要あり」といわれているのにもかかわらず、自分でなにもおかしく感じるところがないといって、再検査を受けない人がいることである。こうした例を踏まえれば、現在、糖尿病患者として推計される690万人の約二倍、1370万人が糖尿病の可能性を否定できないことになる。

40歳をすぎたら年に二回は定期検診を受ける

糖尿病は年齢とともに発症率が高くなる病気だから、40歳を過ぎたら定期検診を年に二回は受けるのが望ましいだろう。糖尿病は専門的な検査より、一般的な検査でわかることが多い。その際、検尿(尿糖)や血糖検査は、しっかり食べた食後の方が早期発見につながる。 また、近親者に糖尿病の人がいる方や、肥満、運動不足、過食、大量飲酒、ストレスなどの危険因子を持っている方は薬局で尿糖試験紙を買い、ご自身で時々調べてみるようにするとよいだろう。方法は簡単で、食後1~2時間の尿に試験紙をつけて調べればよいのである。もし尿糖が陽性ならば受診の必要がある。 いずれにしても時間九症状がないからと安心せず、定期的な検査を行うことを勧める。早期に発見できれば、日常生活の管理をしっかり行うだけで糖尿病領域への境界線にとどまり続けることもできるし、むしろ糖尿病を持たない人以上に健康的な生活を送ることも可能である。

糖尿病と飲み物

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